Fusion360で設計したデータを元に松戸ALTAIRという工房で3mm厚アクリル板を切り出し組み立てました。
今回はこれまでやったことのなかった「タップ」をやってみました。レーザー加工で2.3mmの穴を開け、そこにタップをねじ込んでいきます。垂直にねじ込んでいくのが難しかったです。なんとかM3ビス用のねじ穴を加工することができました。今回のシャシーでは主にエンコーダ取り付け部にこのタップを多用しています。
オレンジ色のOリングがエンコーダ輪で、L字のアームを介してシャシーに取り付けています。アームのピボット部や、テンショナースプリングのねじ部に活用しました。
シャシー裏面3か所にラインセンサーを追加しました。センサー自体は現在マーカー読み取りセンサとして使用しているものと同じものですが、シャシーの切り欠きに埋め込みました。写真のシャシー中央部に少し見えています。
このセンサーは前、中、後と3か所に設置しました。設置には、紫外線硬化レジンを用いました。初めて使ってみましたが、なかなかうまくいきました。材質的に荷重がかかるところは難しいと思われますが質感的にはアクリル工作と相性がよさそうです。
バンパーやフロント部はこれまでのシャシーから流用しましたが、後部のギヤボックス部を含めかなりの部分を新造しました。特に後輪車軸(Φ3mmステンレスシャフト)の切り出しには苦労しました。ステンレス用かな鋸ではなぜか全く歯が立たなかったのですが、ダイヤモンド入りヤスリでどうにか切断しました。
ギヤボックス部は程よくロールしつつピッチは抑制されており狙い通りで満足です。